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2014年08月 アーカイブ

2014年08月21日

Yahoo!のカーナビは結構使えそう

私はずっと古い車を乗り継いでいる(現在の愛車は1999年製)ので、純正のカーナビを搭載した車に乗ったことがなく、ダッシュボードにカーナビが乗るのも何となく目障りなようで使いたくないし……
ということで、本物のカーナビは使ったことがありません。

元々知らない場所へ出かけることがそれほどないということもあって、安くなってきたとはいえ、カーナビを買うメリットを感じないのです。
月額数百円のアプリでも何年か使い続ければ、最安値の専用機くらいにはなりそうですし。
できればスマホの無料で使えるカーナビアプリでよいのがあればそれで十分、という私です。

そんなわけで、今までいくつかのカーナビアプリを使ってきました。
前機種のXperia(SO-01B)では、先着何名だったかのユーザーは100円で登録できるというアプリも使ってみましたが、画面は縦位置のみ対応だったため、ダッシュボード上にホルダを付けてXperia(SO-01B)を取り付けてみたものの、非常に見づらいし、視野を遮るものがあると何となく落ち着きません。

ナビアプリの性能的にも基本機能はしっかりしているものの、使い勝手は悪く、縦位置のみの表示は致命的でした。
地図データを総てメモリ上に持っていたため、表示がスムーズでトンネル内でも途切れることなく表示され、その点はすぐれものでした。
LTEがない時代、初回の地図データのダウンロードには無限とも感じられるほど時間がかかりましたが。

その後は、Googleのナビを利用していました。
このアプリは、Xperia(SO-01B)を横位置にすれば、表示も対応するし、音声ガイドもあるので、小さいスマホの画面を見ていなくても何とか実用になる、そこそこすぐれもののアプリだと思います。

ただし、Googleのナビは寡黙なのです。
一旦高速道路に入ると「しばらく道なりです」とアナウンスした後は、出口の案内まで淡々と地図上を三角のアイコンが動き続けます。
それでも実用的には問題はないのでしょうが、本当に機能しているのか心配になるというか、ちょっと寂しくなります。(^^;

そして、最近、Yahoo!が無料で使えるカーナビアプリを発表したということで、早速インストールして、お盆休みに妻の実家へ行く道中で使ってみましたので、簡単に使い勝手や使用感をご紹介したいと思います。
残念ながら高速道を走行しながらのスクリーンキャプチャは危険なので、この時のナビの画像はありません。

「専用機のような使い勝手」がコンセプトらしく、操作系がかなり良く出来ています。
Googleのナビでは、目的地の入力は、出発地と目的地を音声入力はできるものの基本的にはテキストで住所を入力する必要があります。

新しくできたショッピングセンターに行きたい、という場合は予め住所を調べておかなければならないわけで、かなり手間がかかります。
その点、Yahoo!のカーナビだと、キーワード、目的地履歴、キープ、ジャンル、住所から入力できます。

住所からの入力でも、地方>都道府県>市町村>番地という具合に、専用機と似た感覚で選択できます。
番地に関しても、1から順番にすべての数字を表示するのではなく、その市町村に存在する番地をちゃんと表示するので、素早く住所を入力できます。
ちなみに、大阪にある太閤園を住所からセットする手順は次のようになります。

Yahooナビで住所から目的地をセットする手順1

Yahooナビで住所から目的地をセットする手順2

Yahooナビで住所から行き先をセットする手順3


例えば、イトーヨーカドーに行きたいとすると、ジャンル>買う>スーパー>イトーヨーカドーとタップしていくと、現在位置近くの店舗が地図上にグリーンのドットで表示されますので、行きたい店舗らしきドットをタップして表示された名称があっていれば、「ここへ行く」アイコンをタップするとルートが検索され、「ナビ開始」アイコンタップで、案内が開始されます。

Yahooナビで施設名から行き先をセットする

画面の表示は、2D、3Dが切り替えることができます。

Yahooナビでは2D/3Dの表示を切り替えることができる

高速道路走行中は通常の地図画面に加えて、情報のみ表示するモードが選択できます。
このモードにすると、次の出口やSAの情報が「○○SA 6分」という風に表示され、夜や早朝や雨の中を走行している場合などにありがちな標識の見逃しを防ぐことができます。

Googleのナビは一般道の分岐点は、「右折です」などと案内してくれますが、専用機にあるように信号の名前で指示してくれないので、近い距離で分岐が続いているような場合は、ちょっと不安になります。
その点、Yahoo!のカーナビは地図上にも信号名を表示してくれますし、音声ガイドでも「○○を左折です」と信号名を含めて案内してくれるので安心感が違います。

地図上には、コンビニやガソリンスタンドを表示しますが、個々のコンビニやガソリンスタンドの表示、非表示も設定できるようになっています。

道路の分岐点に差し掛かると、右折・左折専用専用レーンがあればその表示が出ます。

Yahooナビでは分岐点に来ると案内が表示される

高速道路であれば、専用機のように分岐点やインターへの出口方向がイラストで表示され、進行方向を教えてくれますし、最初は小さめの画像、近づくと大きめの画像で表示する細かい技も持っています。
この表示は、情報だけ表示させるモードにしていても、表示されるので、両方の表示の使い勝手に差はないと思います。

私が、Yahoo!のカーナビで気に入ったのは、高速でもGoogleのナビのように寡黙にならない点です。
SA出口やインターの入り口に近づくと「左から合流があります」と音声で案内してくれますし、分岐点が近づくと「この先2キロ○○ジャンクションを直進です」という風に細かく案内してくれるので、安心感があります。

今回ある程度の距離(240Km)程度利用してみて、このまま無料で提供し続けてくれれば、私程度の利用頻度なら十分実用的で、専用機は必要ないと感じました。

帰路、買い物に目的地の自宅とは反対方向にあるスーパーに寄り道をしました。
そうすると、近くの信号から右折や左折を指示して、経路表示を見ると迂回させて本来のルートに戻れるように案内しているようです。
これなら、知らない場所で道に迷ったり、間違ったところで右折や左折をしても、ちゃんと目的地まで案内してくれそうで、安心感があります。

リリースされて間もないアプリですので、まだまだ改善点はあると思います。
以下に気になった点も紹介してみます。

・私の機種固有の現象かもしれませんが、一度ナビを抜けてメールの確認をして、ナビに戻った時に、案内画面の文字が表示されなくなり、音声案内もなくなりました。
ナビを終了して再度起動すると正常に動作しますが、どうも何らかの原因で他のアプリを起動させた後にナビに復帰した時、この現象が起きるようです。
今回は2度ほどこの現象が起きました。

・私の車はダッシュボードのオーディオ部分にバネで開閉する蓋がついており、その蓋が閉まる力を利用して挟む形でXperia Z(SO-02E)を横方向に固定しているのですが、前方の視界が悪くなるくらい激しい雨になると、GPSの電波を見失うのか音声案内がなくなりました。
ダッシュボードに取り付けた場合はどうか分かりませんが、この点はアンテナをフロントガラスなどにセットしている専用機には劣るかもしれません。

・高速の出口から地方のバイパスへの接続の経路は間違った案内をすることもあるようです。
接続路の途中で左折を指示されました。

・その方が近道なのかもしれませんが、(知っている道なので分かりますが)意図しない場所で右折や左折を指示することがあります。
今回も2度ほど指示があり妻に確認しても、指示された方向からどのような経路で実家まで行けるのかわからない、ということでした。

今回利用した中で思いつくのはこれくらいで、全体的には極僅かな数です。
操作性、表示、音声案内とこれが無料で提供されているのは驚くばかりです。
どうか、若干の広告が表示されるようになったとしても我慢しますから、このまま無料で使えるようにお願いします。

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